コンドロイチン硫酸の基礎知識です。
姿勢を作るうえでこれも絶対に必要な栄養素です。
関節の栄養や骨を強くするのを助けたりします。
良かったら見てね!!
軟骨(なんこつ)や椎間板(ついかんばん)、関節の滑液(かつえき)に多く含まれるムコ多糖類(たとうるい)という物質の一種で、水溶性の食物繊維の仲間でもあります。細胞の健康を保つうえで、数多くの重要な働きをはたしており、その効用は、早くも20世紀の前半から注目されていました。
コンドロイチン硫酸(りゅうさん)は、コラーゲンとともに体内の結合組織を形づくっており、組織に保水力や弾力性を与える、栄養分の消化吸収や代謝(たいしゃ)をうながすなどの作用があります。それによって肌の健康維持や若返りに効果を発揮。目の角膜(かくまく)や水晶体の透明度の維持、関節の円滑な動き、じん帯の弾力維持にも役立ちます。
そのほか、カルシウムの代謝にかかわって骨の成長をうながし、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)を予防する、血中のコレステロールや過酸化脂質の除去に働いて、動脈硬化(どうみゃくこうか)や高血圧を予防する、細胞の増殖を促進し、精子の数をふやすといった効果もあります。
こうしたコンドロイチン硫酸の働きは、医薬品としてもすでに広く利用されており、日本では腎炎(じんえん)、ネフローゼ症候群、リウマチ、神経痛、腰痛(ようつう)、肩こり、目の疾患、脱毛症(だつもうしょう)、夜尿症(やにょうしょう)などの薬に用いられています。
コンドロイチン硫酸は成長期の若い人であれば、体内でも生成されるのですが、年をとるとともに生成能力が落ちていきます。
そのため、シワや肌のかさつきが現れるわけです。
コンドロイチン硫酸を多く含む食品は、納豆、ヤマノイモ、オクラ、海藻、スッポン、サメの軟骨、スジ肉などがあります。体内での利用効率は動物性のものに分がありますが、いずれにしても含有量は多くありません。ネバネバ、トロトロした食品に多く含まれるので、これらを常食するといいでしょう。